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『瑠璃の島』でドラマ初主演デビューを飾って以来、目まぐるしい活躍を見せる女優・成海璃子(15)。
このたび、初めての声優にチャレンジ!
3月に劇場公開されるファンタジー映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』で、成海が演じるのは動物の姿に置き換わった守護精霊という、難しい役柄。公開アフレコ後に取材に応じた成海は「動物のうめき声まで表現する声優って、ものすごいエネルギーを使うんですねえ」と、ビックリの表情。
この春、スクリーンの中で繰り広げられる成海の“美声”を要チェック!

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2年前の『瑠璃の島』では、清廉な主人公を演じた成海璃子。
いまや、映画やドラマ、CMに引っ張りだこ。次世代を担う正統派女優の道を着実に歩んでいる。理知的で、落ち着いた物腰が印象的だが、実はまだ弱冠15歳。どんな質問にも動じない姿からは、プラス10歳くらいの大人の女性を感じさせる。ところが、そんな大人びた印象について、成海はきっぱりと否定する。
「しっかりしているとよく言われますが、そんなことは全然ないんです。自分のことも、実はあまり分かっていないんですよ」。

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』は、ちょっとウソつきでお転婆な少女、ライラが繰り広げる冒険ファンタジー。自分を守るダイモン(動物に姿を変えた守護精霊)と共に、誘拐された子供達を救いに立ち上がるというストーリーだ。
「そもそも私はファンタジー映画が苦手だったんです。占いとか霊的なものもあまり信じない。どうしても冷めた目で見てしまうんですよね。でも、『ライラの冒険』は、原作を読んだとき、自分でも驚くほど作品に引き込まれ、すごく好きになった。何も考えずに『これは、やってみたい』と思いましたね。でも、その後、声で演じる、ということがどんなに難しいかと痛感することになるとは、そのとき、全く想像もつきませんでした」。
成海の役柄は、ライラのダイモン(守護精霊)・パンタライモン。パンタライモンはイタチのような動物、「オコジョ」としての姿が与えられている。ライラの身を守りつつも、時には一緒になってイタズラしてしまう、頼もしくも困ったヤツで、このファンタジー映画の世界感を構成する重要な役柄を担ったキャラクターでもある。インタビューの直前まで、公開アフレコでパンタライモンの声を演じていたという成海。大きな瞳をさらに輝かせながら、″声の演技″の難しさを語ってくれた。
「難しかったのは、呼吸かな。特に多かったのはアーとかワーとか、叫んだり、うめいたりする声。映画の吹替は、全部、自分の声で表現しなくてはいけなくて、ものすごくエネルギーを使いました。一方で、見ていただくお客さんに対しては、愛らしいキャラクターに思えるように心がけました。本当に、声だけのお仕事をされている方ってすごいですよね」。

今回、見た目上は動物、実態は人間という複雑かつ、難しい役柄が与えられた。実は成海自身、無類の犬好きで、1年前からトイプードルを飼っているとのこと。時には、この映画のように、愛犬が自分の分身のように思えることもあるという。
「私は自分の気持ちを伝えるのがうまくないので、ライラとパンタライモンとのふたりを見ているとお互い通じ合っていて、うらやましいと思う。でも、ウチで飼っている犬と私の意志も通じ合っているんじゃないかなと思うことはありますよ。決して会話はできない訳なんですけど、もしかしたら、私の思っていることを分かっているのかなと」。
成海のダイモン(守護精霊)は、このワンちゃんなのかも。
「主人公のライラはとても強い女の子であこがれます」
という、成海。では、案外、ライラのように冒険好きなの?
意外や、「No」という答えが返ってきた。
「私、責任感があまりないんです。誰にも迷惑をかけない勝手、気ままな冒険だったらいいですけど、ライラのように色んな人のために責任をもって頑張るということは私には無理。私なんかあまり当てにしないほうがいいと思いますよ(笑)」。
では、自分の性格を自己分析すると?
「一言でいうと、『気まぐれ』ですかね。好き嫌いがコロコロ変わる。『あれ、昨日、自分で言っていたことと、今言っていることって違うな』と、自分で思うことが結構あるんです。つまり、自分のことがあまり分かっていないんですね。だから、しっかりしているということなんか、実はそんなこと全然ないんですよ」。
大きな瞳のその奥に凛とした力強い光を湛えながら、よどみなく話す成海。
年頃の女の子にありがちな「気まぐれ」な少女と、自分自身を冷静に見つめられる「大人な女性」の両方が同居している。
インタビュー/湯川 桂 写真/持丸悦男(文化工房)
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なるみ りこ
1992年8月18日生まれ。神奈川県出身。O型。
2000年7月、ドラマ「TRICK」(テレビ朝日系)山田奈緒子役でデビュー。2005年「瑠璃の島」(日本テレビ系)でドラマ初主演を果たす。
映画デビューは2002年「TRICK劇場版」(琴美役)。代表作は2007年「神童」(主演:成瀬うた役)、2007年「あしたの私のつくり方」(主演:寿梨役)、2007年「きみにしか聞こえない」(相原リョウ役)。
また、2007年は「演歌の女王」(日本テレビ系)五味貞子役、「1リットルの涙 特別編〜追憶〜」(フジテレビ系)池内亜湖 役、「介助犬ムサシ〜学校へ行こう〜」(フジテレビ系)主演:板倉久美子役、「受験の神様」(日本テレビ系)菅原道子役、と4本のドラマに出演。
現在、ドラマ「ハチミツとクローバー」(フジテレビ系)に主演:花本はぐみ役で出演中。 |
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